How We Make It
午前中舞台美術ミーティング思い切りよい方向に舵を切ることになり小物を使うという新しいアイデアも出る。四場で都市が見える可能性があるのを発見。大きな風船という〈想像〉。三場の勉強部屋の窓の良い位置を見つけるそれによって勉強部屋と劇場がイコールというかパラレルというかになる。テキストのトラックに基づかないということをもっと徹底的にやりたい。一場板橋さん観客との関係が力んだりしてて彼女らしくなく変だなと思ったらカフェイン弱いのにコーヒー飲みすぎちゃったとのことだった。。右腕が振子のように使われてるのはいいけど後退りの感じがもっともらしい感じなのは〈想像〉に引っ張られてないのに引っ張られてる身振りだけやろうとしててあざとい。背後にでかい存在とかがあってそれに引っ張られるとかそういう〈力〉を持つ〈想像〉になってないと納得できない。ニ場石倉くんはぜんぜん青にならない信号を待ってる人リオンくんはその状況をとらえる人またはカメラマンでクローズアップすると石倉くんの内面を表現できてしまう一種の暴力。石倉くんが意識する線の定義をリオンくんは意識しなくてもいい二人の関係はアシンメトリーがいい役者がどこが自分にとっていま正面かを定義するのが舞台美術とパフォーマンスをコラボレートさせるのに必要。〈想像〉に空間というボディを持たせるのはマスト。ここでは何も起こっていないのになんでこんなに揺さぶられるんだろうと思わせてへとへとにしてしまうってことが出来ればいいなと思う。テキストとの関係を気兼ねしないで〈想像〉と関係すること〈想像〉に対する反応にたとえば自分を使って反応するとかちゃんと固有性があること自分から〈想像〉への矢印ではなくて〈想像〉から自分のほうに向かってくるベクトルをつくること。リハーサル終了後石倉くん二十歳の誕生日をデリバリーピザで祝す。(10月18日KAATアトリエ)

